運営団体
私たちリジェネレーション・ジャパン(ReJ:リジェイ)は、すべてのいのちが自分らしく生をまっとうできる、寛容な社会を目指しています。
ReJ がつくりたいのは、誰もが自由に立ち寄り、自然や人とのよりよい関わり方を見つけることのできる、ゆるくひらかれた縁側のような場所。Nexus for R を通して、専門の有無や分野の垣根を超えてさまざまな人がつながり、そこから希望ある変化への動きが生まれていく未来を、私たちは思い描いています。
Vision
理想とする世界
すべてのいのちに やさしい世界
Mission
果たすべき役割
いのちの再生へと向かう つながりの場をつくる
Value
大切にしたいこと
自然の一部である 人間の可能性を信じる
運営体制
Nexus for Rの作成は、ReJのコアメンバーが主導しています。でもできればこの先、もっと色んな人たちにも関わってもらえたらと思っています。
活動内容は、記事のライティングから、情報の検索と整理、ビジュアル素材の作成や選定、参考文献の確認、原稿を読んでの意見出し、校閲・校正、SNS運用、監修者探しなどさまざま。
関わり方は、主に以下のふた通りがあります。
- チームNexusメンバー:Nexusの作成に継続的に関わるメンバー。
- 拡大支援メンバー:Nexusの作成支援に手を上げてくれたメンバー。チームNexusに関心があるけど、実際に活動してみてから考えたい、という方も、自分が関心のある項目だけに単発で関わりたい、という方も大歓迎です!
参加を希望される方は、ぜひ「お問い合わせ」からお声かけください。
そして、Nexusを育むには、サイトを見てくれている方々の感想やご意見、情報も欠かせません。日々変わり続ける気候危機の状況や社会の変化に対応するには、色々な目線からの情報を取り入れ、メディアそのものが有機的に変化していくことが大切だからです。ぜひ、各記事のコメント欄や「お問い合わせ」から、あなたのを届けてください。
団体概要
名称 任意団体 リジェネレーション・ジャパン(Regeneration Japan)
設立 2024年8月30日
所在地 山梨県
共同代表 岩崎舞 / 久保田あや / 山本利重
主な事業
1. 「Nexus for R」の作成
2. 「Nexus for R」の普及活動
3. 気候危機と生態系の再生に取り組む実践者を増やす活動
4. その他、本団体の目的を達成するために必要な活動
メンバー紹介

岩崎 舞 |Mai Iwasaki
エシカルメディア「taneto」編集長。やまなし環境財団 運営委員、山梨総合研究所 特別研究員。セラピストとして「地球環境から人の健康を考える」ことをテーマに活動中。憧れの起業家はYAMAPの春山さん。

久保田 あや|Aya Kubota
海に育ち山に暮らす四児の母。『地球温暖化を解決する100の方法ードローダウン』、『気候危機を今の世代で終わらせるーリジェネレーション』の日本語版出版プロジェクト実施者の一人。現在は「RegeneKO」で暮らしからの地球再生を広めている。人の内面に興味津々。土いじりが何よりの癒し。

長谷川まゆみ|Mayumi Hasegawa
株式会社オーネミューエ代表取締役。“エシカル消費の選択肢をふやす”をMissionに、エシカルファッションブランド『KausuRekidsカスリキッズ』を立ち上げ・運営。具体的な解決策と事例は人類に希望をもたらすとReJに参画。想いを共にする仲間と肩を組み、心地よい社会を次世代に届けたい二児の母。

かえ|Kae
東京生まれ鎌倉在住。地域の使い捨て削減に取り組む「つながる鎌倉プラなし部」のメンバー。湘南地域の野菜を農家さんから直接購入でき、新鮮野菜の料理を味わえる、「うみべのFARMERS MARKET」を運営し、リユース容器とSNSの運用を担当。地域ぐるみで一次産業を応援し、おいしさと持続可能な暮らしをつなぐ。

まーく|Marc S
過酷な生活環境に、紛争や貧困が追い打ちをかけ、さらに自然災害が襲いかかる三重苦の中、たくましく生きる人びとの選択肢を広げたい。本業でサポートする国内外の健康課題と切り離せない気候危機にReJで取組む。
気候が危機。だから Nexus。|The History of Nexus
2018年。7月初旬の大雨で、西日本の多くで土砂災害が起こりました。
街が赤茶色の泥水で埋まっている映像が流れてきました。私が住んでいる森でも、倒木や河川があふれたり、幼い子どもの避難先を考えなければいけなくなったりと、このときまさに「地球温暖化」がわたしたちの命を危険にさらすレベルになっていることを、体感を持ってまずい! と思ったのです。
絶望感を持っていた日々の中で出会ったのが『DRAWDOWN. MOST COMPREHENSIVE PLAN EVER PROPOSED TO REVERSE GLOVAL WARMING 』(邦題『地球温暖化を逆転させる100の方法:ドローダウン』山と渓谷社)でした。
プロジェクト・ドローダウンの創設者である著者のポール・ホーケンさんが、「地球温暖化は逆転できる」と言い切っていることを知って、これは日本に必要な本だと思い、あちこちに日本語での出版の話をするようになりました。
そのなかでつながった出版社の編集者さんと、プロジェクトチームメンバーの思いが重なり、ドローダウンの日本語版は2020年12月に出版。そのときにはもう、ポール・ホーケンさんは次のプロジェクト『Regeneration. Ending climate crisis in one generation』(邦題『気候危機を今の世代で終わらせる リジェネレーション(再生)』山と渓谷社)の出版に向けて新たなプロジェクトを立ち上げていました。
そのプロジェクトについてポール・ホーケンさんが話してくださったこと、それは「すべての命は再生するんだ」という力強い言葉でした。
普段から植物とともに暮らす私にとって、それはとても馴染み深い感覚であり、その言葉を聞いた瞬間に Regeneration (リジェネレーション再生)の日本語版出版も心に決めていたのです。そして、ドローダウン同様、リジェネレーションの出版プロジェクトにも関わらせていただくことになりました。
ポール・ホーケンさんが考えている Regeneration というプロジェクトにはひとつの大きな考えがありました。それは人々の「何をしたらいいのか?」に応えるものが必要だということ。
「気候が危機」はわかる。じゃあ何をしたらいいのか?
その疑問に対する答えに、誰でもアクセスでき、誰でもその場で行動に繋げることができるもの。
それが グローバル版のNexus(ネクサス)でした。
https://regeneration.org/nexus
Nexusには、ポール・ホーケンさんとその仲間が集めた膨大な解決策のリストだけではなく、視聴したり読んだりすることで理解を深められるコンテンツもふんだんに紹介されています。
ただ、これを日本で実践するには、環境も文化的背景も違うという難しさがありました。ポール・ホーケンさんから、Nexusはそれぞれの地域や国でのオリジナルなものがあるといいと思う、という話を聞いた私たちは、日本版のNexusを制作するチームを立ち上げました。プロジェクトが立ち上がってから、2年半もの間、毎週末の早朝にミーティングを重ねてきました。そうした中で、どうしても思いの重ならないところもあり、最初にNexusチームを立ち上げた法人からは独立する必要も生じました。
困難をたくさん乗り越えて、話し合いを重ねて、ようやく日本版Nexusは、Nexus for Rとしてここに生まれることになりました。
ここまでの道のりに関わってくださったすべての方
ドローダウンジャパンコンソーシアムのソースにいるすべての方
Nexusチームの、どんなときもあきらめず共に歩んでくださったメンバー
そして、私たち日本版チームをあたたかく励まし続けてくれたポール・ホーケンに、心からの尊敬と感謝をこめて。
リジェネレーション・ジャパン 共同代表 久保田あや